用
語
解
説
(
※
1
)国
民
健
康
保
険(
国
保
)
職
場
の
健
康
保
険
に
加
入
し
て
い
る
方
、
後
期
高
齢
者
医
療
制
度
に
加
入
し
て
い
る
方
、
生
活
保
護
を
受
け
て
い
る
方
以
外
は
、
全
て
の
人
が
加
入
す
る
健
康
保
険
で
、
国
民
皆
保
険
制
度
の
大
切
な
役
割
を
担
っ
て
い
ま
す
。
【
対
象
に
な
る
方
】
⃝
お
店
な
ど
を
経
営
し
て
い
る
自
営
業
の
方
⃝
農
業
や
漁
業
を
営
ん
で
い
る
方
⃝
退
職
し
て
職
場
の
健
康
保
険
を
や
め
た
方
⃝
3
カ
月
を
超
え
て
日
本
に
滞
在
す
る
も
の
と
認
め
ら
れ
た
外
国
籍
の
方(
例
外
あ
り
)
(
※
2
)加
入
者
の
減
少
加
入
者
減
少
の
要
因
は
、
①
75
歳
に
到
達
し
、
国
保
か
ら
後
期
高
齢
者
医
療
制
度
へ
移
行
す
る
方
が
増
加
し
て
い
る
こ
と
、
②
平
成
28
年
10
月
の
社
会
保
険
の
適
用
拡
大
に
よ
り
、
国
保
か
ら
社
会
保
険
へ
移
行
す
る
方
が
増
加
し
た
こ
と
な
ど
が
あ
り
ま
す
。
(
※
3
)国
保
事
業
費
納
付
金
県
が
医
療
費
な
ど
の
必
要
な
費
用
の
見
込
み
を
立
て
て
、
市
町
村
ご
と
に
決
定
す
る
納
付
金
。
(
※
4
)高
額
療
養
費
1
カ
月
の
医
療
費
の
自
己
負
担
額
が
高
額
に
な
っ
た
時
、
年
齢
や
所
得
に
応
じ
て
定
め
ら
れ
た
自
己
負
担
限
度
額
を
超
え
た
分
が
支
給
さ
れ
る
制
度
。
(
※
5
)高
額
療
養
費
の
多
数
回
該
当
過
去
12
カ
月
に
高
額
療
養
費
の
支
給
が
4
回
以
上
あ
っ
た
場
合
を
い
い
、
自
己
負
担
限
度
額
が
軽
減
さ
れ
ま
す
。
【
参
考
】年
代
別
加
入
者
の
構
成
比
年
代
別
に
加
入
者
の
構
成
比
を
み
る
と
、
60
歳
以
上
75
歳
未
満
の
方
が
約
55
%
を
占
め
て
い
る
こ
と
が
分
か
り
ま
す
。
誰もが安心して医療を受けることができる国民健康保険を
持続可能な制度とするため、大幅な制度の見直しを行います。
これに伴い、国民健康保険税の税率・税額も改定します。
ご理解・ご協力をお願いします。
4月1日から
国民健康保険が変わります
保険医療課 ☎(45)6330
4
平成 30 年 4 月から
保険証の使い方や窓口の手続きは
これまでと変わりません
現在お持ちの保険証は、これまでどおり 病院などの医療機関で使えます。また、保 険税の納付や保険証の交付・高額療養費(※ 4)などの各種申請や届け出も、これまでど おり市役所で行うことができます。
高額療養費の多数回該当(※5)も
県単位に
資格の取得・喪失は県単位となり、高額療 養費の多数回該当が県単位で通算され、負 担が軽減されます。
これまで他市区町村への転出でリセット されていた高額療養費の多数回該当が、県 内の転出(世帯の継続性がある場合)であれ ば、通算されるようになります。
用
語
解
説
(
※
1
)国
民
健
康
保
険(
国
保
)
職
場
の
健
康
保
険
に
加
入
し
て
い
る
方
、
後
期
高
齢
者
医
療
制
度
に
加
入
し
て
い
る
方
、
生
活
保
護
を
受
け
て
い
る
方
以
外
は
、
全
て
の
人
が
加
入
す
る
健
康
保
険
で
、
国
民
皆
保
険
制
度
の
大
切
な
役
割
を
担
っ
て
い
ま
す
。
【
対
象
に
な
る
方
】
⃝
お
店
な
ど
を
経
営
し
て
い
る
自
営
業
の
方
⃝
農
業
や
漁
業
を
営
ん
で
い
る
方
⃝
退
職
し
て
職
場
の
健
康
保
険
を
や
め
た
方
⃝
3
カ
月
を
超
え
て
日
本
に
滞
在
す
る
も
の
と
認
め
ら
れ
た
外
国
籍
の
方(
例
外
あ
り
)
(
※
2
)加
入
者
の
減
少
加
入
者
減
少
の
要
因
は
、
①
75
歳
に
到
達
し
、
国
保
か
ら
後
期
高
齢
者
医
療
制
度
へ
移
行
す
る
方
が
増
加
し
て
い
る
こ
と
、
②
平
成
28
年
10
月
の
社
会
保
険
の
適
用
拡
大
に
よ
り
、
国
保
か
ら
社
会
保
険
へ
移
行
す
る
方
が
増
加
し
た
こ
と
な
ど
が
あ
り
ま
す
。
(
※
3
)国
保
事
業
費
納
付
金
県
が
医
療
費
な
ど
の
必
要
な
費
用
の
見
込
み
を
立
て
て
、
市
町
村
ご
と
に
決
定
す
る
納
付
金
。
(
※
4
)高
額
療
養
費
1
カ
月
の
医
療
費
の
自
己
負
担
額
が
高
額
に
な
っ
た
時
、
年
齢
や
所
得
に
応
じ
て
定
め
ら
れ
た
自
己
負
担
限
度
額
を
超
え
た
分
が
支
給
さ
れ
る
制
度
。
(
※
5
)高
額
療
養
費
の
多
数
回
該
当
過
去
12
カ
月
に
高
額
療
養
費
の
支
給
が
4
回
以
上
あ
っ
た
場
合
を
い
い
、
自
己
負
担
限
度
額
が
軽
減
さ
れ
ま
す
。
【
参
考
】年
代
別
加
入
者
の
構
成
比
年
代
別
に
加
入
者
の
構
成
比
を
み
る
と
、
60
歳
以
上
75
歳
未
満
の
方
が
約
55
%
を
占
め
て
い
る
こ
と
が
分
か
り
ま
す
。
国
民
健
康
保
険
の
運
営
は
、
市
単
位
か
ら
県
単
位
に
国
民
健
康
保
険(
(
※
1
)
以
下
国
保
)
は
、
こ
れ
ま
で
市
町
村
単
位
で
運
営
し
て
い
ま
し
た
が
、
平
成
30
年
度
か
ら
県
単
位
と
な
り
、
県
と
市
町
村
が
と
も
に
国
保
運
営
を
担
う
こ
と
と
な
り
ま
す
。
国
保
の
加
入
者
は
、
自
営
業
の
方
や
農
業
を
営
む
方
、
退
職
し
職
場
の
健
康
保
険
を
や
め
た
方
な
ど
高
齢
者
の
割
合
が
高
い
こ
と
や
、
加
入
者
数
が
減
少
し
て
い
る(
※
2
)こ
と
な
ど
か
ら
不
安
定
な
財
政
運
営
が
問
題
と
な
っ
て
い
ま
す
。
国
保
の
運
営
を
県
単
位
化
す
る
こ
と
は
、
こ
れ
ら
の
問
題
を
解
消
し
、
安
定
し
た
運
営
を
図
る
こ
と
を
目
的
と
し
て
お
り
、
国
民
皆
保
険
制
度
を
維
持
す
る
た
め
に
必
要
な
制
度
改
正
な
の
で
す
。
新
た
な
財
政
運
営
の
仕
組
み
国
保
は
、
こ
れ
ま
で
各
市
町
村
が
医
療
機
関
に
支
払
う
医
療
費
を
加
入
者
か
ら
の
保
険
税
な
ど
に
よ
り
賄
い
、
財
政
運
営
を
行
っ
て
き
ま
し
た
。
そ
の
た
め
、
急
激
な
医
療
費
の
増
加
な
ど
に
よ
る
財
政
的
な
リ
ス
ク
が
あ
り
ま
し
た
。
平
成
30
年
度
以
降
、
各
市
町
村
が
あ
ら
か
じ
め
決
め
ら
れ
た
国
保
事
業
費
納
付
金
(
※
3
)
を
納
め
る
こ
と
で
、
県
か
ら
医
療
費
を
全
額
交
付
し
て
も
ら
え
る
た
め
、
安
定
し
た
運
営
を
行
う
こ
と
が
で
き
る
よ
う
に
な
り
ま
す
。
大府市
保険税納付 保険税納付
医療費支払 医療費支払
医療機関 受診
受診
これまでの財政運営
愛知県
国保事業費納付金 納付 国保事業費納付金
納付 保険税納付 保険税納付
平成30年度からの財政運営
国保加入者
医療費支払 医療費支払
医療機関
受診 受診
医療費交付 医療費交付
大府市 国保加入者
大府市の国保加入者内訳(H29年度)
国
民
健
康
保
険
税
を
改
定
し
ま
す
国
保
を
取
り
巻
く
さ
ま
ざ
ま
な
問
題
に
対
応
す
る
た
め
、
国
民
健
康
保
険
運
営
協
議
会
で
慎
重
に
審
議
し
、
平
成
30
年
度
の
保
険
税
率
・
税
額
を
次
の
と
お
り
改
定
し
ま
し
た
。
皆
さ
ん
の
ご
理
解
と
ご
協
力
を
お
願
い
し
ま
す
。
改
定
の
背
景
こ
れ
ま
で
の
保
険
税
率
・
税
額
は
、
後
期
高
齢
者
医
療
制
度
が
導
入
さ
れ
た
平
成
20
年
度
に
改
定
さ
れ
た
も
の
で
し
た
。
こ
れ
ま
で
の
10
年
間
に
、
高
齢
化
の
進
展
や
医
療
の
高
度
化
に
伴
い
医
療
費
が
増
加
す
る
一
方
、
加
入
者
の
減
少
な
ど
に
よ
り
、
国
保
を
と
り
ま
く
環
境
は
大
き
く
変
わ
り
、
財
政
運
営
は
大
変
厳
し
い
も
の
に
な
っ
て
い
ま
す
。
市
が
抱
え
る
課
題
①
一
般
会
計
か
ら
の
赤
字
補 ほ
て
ん
填
国
保
は
、
福
祉
・
教
育
・
道
路
整
備
な
ど
の
行
政
サ
ー
ビ
ス
の
た
め
に
使
う「
一
般
会
計
」
と
は
別
の「
特
別
会
計
」
で
運
営
し
て
い
ま
す
。
し
か
し
、
近
年
は
、
主
な
収
入
で
あ
る
保
険
税
の
減
少
に
よ
り
、
医
療
費
の
支
払
を
賄
う
こ
と
が
で
き
ず
、
一
般
会
計
か
ら
の
赤
字
補
填
を
行
っ
て
い
る
状
況
が
続
い
て
い
ま
す
。
一
般
会
計
か
ら
の
赤
字
補
填
は
、
国
か
ら
将
来
的
な
解
消
を
求
め
ら
れ
て
い
ま
す
が
、
加
入
者
の
急
激
な
負
担
変
動
を
緩
和
す
る
た
め
に
、
平
成
30
年
度
に
お
い
て
も
維
持
す
る
こ
と
と
し
ま
す
。
②
資
産
割(
※
6
)の
廃
止
資
産
割
は
、
時
代
と
と
も
に
導
入
当
初
の
意
義
が
失
わ
れ
つ
つ
あ
り
、
近
年
、
県
内
の
多
く
の
市
町
村
が
廃
止
の
動
き
を
と
っ
て
お
り
ま
す
。
し
か
し
、
加
入
者
の
急
激
な
負
担
変
動
を
緩
和
す
る
た
め
に
、
一
度
に
廃
止
せ
ず
、
徐
々
に
縮
小
す
る
こ
と
と
し
ま
す
。
子
育
て
世
帯
へ
の
減
免
制
度(
※
7
)の
創
設
市
独
自
の
取
り
組
み
と
し
て
、
平
成
30
年
度
よ
り
、
子
育
て
世
帯
の
経
済
的
な
負
担
緩
和
の
た
め
、
18
歳
以
下
の
子
ど
も
が
い
る
世
帯
に
つ
い
て
保
険
税
を
一
部
減
免
す
る
制
度
を
創
設
し
ま
し
た
。
7
月
中
旬
に
納
税
通
知
書
を
送
付
し
ま
す
保
険
税
に
つ
い
て
は
、
7
月
中
旬
に
決
定
し
、
世
帯
主
に
対
し
通
知
し
ま
す
。
税
額
の
問
い
合
わ
せ
は
、
通
知
書
が
お
手
元
に
届
い
て
か
ら
お
願
い
し
ま
す
。
ま
た
、
税
額
の
試
算
は
、
保
険
医
療
課
窓
口
ま
で
前
年
の
所
得
な
ど
が
分
か
る
資
料
を
お
持
ち
く
だ
さ
い
。
医療費
増加
20万 25万 30万 35万
20 21 22 23 24 25 26 27 28
市内の国保加入者1人当たり年間医療費(円)
(年度) 加入者
減 少
1.8万 1.9万 2.0万 2.1万
20 21 22 23 24 25 26 27 28
市内の国保加入者数 年度平均(人)
(年度)
用
語
解
説
(
※
6
)資
産
割
固
定
資
産
税
に
応
じ
て
計
算
さ
れ
る
も
の
で
あ
り
、
次
の
問
題
点
が
指
摘
さ
れ
て
い
ま
す
。
⃝
固
定
資
産
税
と
の
二
重
払
い
と
捉
え
ら
れ
る
⃝
市
外
の
固
定
資
産
に
は
課
税
さ
れ
な
い
た
め
、
不
公
平
感
が
あ
る
⃝
他
の
医
療
保
険
制
度
に
は
な
い
⃝
無
所
得
で
も
課
税
さ
れ
る
(
※
7
)子
育
て
世
帯
へ
の
減
免
制
度
世
帯
に
い
る
18
歳
以
下
の
子
ど
も
に
つ
い
て
、
1
人
目
の
均
等
割
額
を
2
割
減
免
、
2
人
目
以
降
の
均
等
割
額
を
5
割
減
免
し
ま
す
。
(
※
8
)所
得
割
世
帯
の
加
入
者
の
前
年
中
の
所
得
金
額
に
応
じ
て
計
算
さ
れ
る
も
の
。
(
※
9
)均
等
割
世
帯
の
加
入
者
数
に
応
じ
て
計
算
さ
れ
る
も
の
。
(
※
10
)平
等
割
1
世
帯
に
い
く
ら
と
計
算
さ
れ
る
も
の
。
世
帯
の
加
入
者
数
に
関
わ
ら
ず
、
定
額
で
計
算
さ
れ
ま
す
。
6
年間保険税額のモデルケース
保険税率・税額の見直しにより、年間の保険税額がどのように変わるのか、モデル世帯で試算しました。
前提条件:固定資産税(都市計画税を除く)を10万円としています。
モデル①
40歳以上の夫婦・18歳以下の子ども2人の4人世帯
※妻・子どもは所得なし
営業所得 保険税額 子育て世帯減免額 保険税額減免後 との差額29年度
100万円 5000円 -16万 900円1万= 4100円15万 ↑400円
200万円 9200円 -28万 7400円1万= 1800円27万 5200円↑1万
300万円 5600円 -39万 1600円2万= 4000円37万 200円↑3万
400万円 6600円 -46万 1600円2万= 5000円44万 5100円↑4万
モデル②
65歳以上の夫婦2人世帯
※夫は年金収入のみ、妻は基礎年金のみ
年金収入(年金所得) 保険税額 との差額29年度
79万円 (0万円) 5万3100円 ↓4900円
168万円(48万円) 6万2100円 ↓3100円
200万円(80万円) 9万9500円 ↑2900円
250万円(130万円) 15万6600円 1900円↑1万
300万円(180万円) 20万4800円 100円↑2万
平成30年度保険税率・税額一覧表
(かっこ内は平成29年度税率・税額)
医療分 後期高齢者支援金分 介護分(40~64歳のみ) 備考
所得割
(※8) 4.7% (4.3%) 1.3% (0.5%) 1.1% (0.8%)
-資産割 23% (30%) 3% (4%) 3% (4%)
-均等割
(※9) 2万3800円 (1万9600円) 7000円 (6000円) 9000円 (同) 1人当たり 平等割
(※10) 2万2000円 (同) 7000円 (同) 7000円 (同)1世帯当たり
制
度
創
設
以
来
の
大
改
正
に
ご
理
解
ご
協
力
を
今
回
の
国
保
制
度
改
正
は
制
度
創
設
以
来
の
大
改
正
で
あ
り
、
財
政
運
営
が
県
と
の
共
同
運
営
と
な
る
な
ど
、
大
き
く
見
直
さ
れ
る
こ
と
と
な
り
ま
し
た
。
市
で
は
、
4
月
施
行
の
新
制
度
に
合
わ
せ
、
準
備
を
進
め
て
き
ま
し
た
。
窓
口
の
手
続
き
は
従
来
と
変
わ
り
ま
せ
ん
が
、
市
民
の
皆
さ
ん
に
直
接
影
響
の
あ
る
部
分
と
し
て
、
保
険
税
率
・
税
額
の
改
定
が
あ
り
ま
す
。
高
齢
化
の
進
展
や
医
療
の
高
度
化
な
ど
に
よ
り
、
医
療
費
は
増
加
し
て
お
り
、
税
率
・
税
額
改
定
は
、
国
保
制
度
を
持
続
可
能
な
も
の
と
す
る
た
め
に
必
要
で
す
。
な
お
、
税
率
・
税
額
改
定
の
議
論
で
は
、
皆
さ
ん
の
負
担
が
急
激
に
変
わ
ら
な
い
こ
と
を
念
頭
に
置
き
、
減
免
制
度
の
新
設
な
ど
緩
和
措
置
を
講
じ
ま
し
た
。
今
後
と
も
、
国
民
皆
保
険
制
度
を
支
え
る
国
民
健
康
保
険
を
持
続
さ
せ
て
い
く
た
め
に
、
皆
さ
ん
の
ご
理
解
ご
協
力
を
お
願
い
し
ま
す
。
保険医療課国保年金係 係長 杉江 良輔
実際の計算には、端数処理などが生じます。
具体的な計算方法については、市ホームページをご覧ください。